@article{oai:hirosaki.repo.nii.ac.jp:00002166, author = {今井, 民子}, issue = {80}, journal = {弘前大学教育学部紀要}, month = {Oct}, note = {application/pdf, 本稿では,第2次ブフォン論争といわれるグルック-ピッチンニ論争の本質を明らかにする ため,ピッチン二派のマルモンテル,グルック派のアルプ,中立派のシャバノンの論考,及び この論争とは無縁であったモーツァルトのオペラ論を検証する。古典主義の立場からグルック の表現を激しすぎると退けるマルモンテルは,同時にイタリア音楽の声楽美の濫用にも批判の 目を向け,一方アルプは,グルックのオペラ改革の成果を評価しつつ,深い感動を誘うピッチ ンニオペラの魅力も認める。また,旋律と和声をともに認めるシャバノンの見解は,ルソーと ラモー以来の旋律・和声論争に終止符を打つものとして注目される。イタリア派の一人として, 音楽の詩に対する優位を主張するモーツァルトは,グルックとは対極のオペラ作曲家といえる。 これらの見解は,18世紀音楽の中心主題であったイタリア音楽対フランス音楽,旋律対和声の 問題の終悪を意味するものといえよう。, 弘前大学教育学部紀要. 80, 1998, p.29-36}, pages = {29--36}, title = {グルック=ピッチンニ論争について}, year = {1998} }