@article{oai:hirosaki.repo.nii.ac.jp:00002407, author = {郡, 千寿子}, issue = {104}, journal = {弘前大学教育学部紀要}, month = {Oct}, note = {東京大学総合図書館に所蔵されている「往来物分類集成」を調査し、「御所ことば」「女中ことば」等と記載された用語に焦点を絞って考察検討したものである。マイクロフィルム版資料―リール数66本、1115資料の文献―による調査であるが、その中から、特に近世期において、上流階級の女性たちに使用されていた語彙について、翻字と紹介を試みた。検討の結果、品詞別では名詞が圧倒的多数であることが知られ、それらを衣生活語彙、食生活語彙、住生活語彙、呼称、数え方といった五種に分類整理した。特殊な用語として認識されていたこれらの語彙を概観すると、近世期の使われ方がそのまま現代へと継承された語例もあれば、継承されずに消滅してしまった語例もある。これらの語彙の存在は、現代語―特に食生活語―の形成に大きな影響を与えた可能性があると考えられ、言語の伝播や変化過程の研究に対する貴重な報告といえる。, 弘前大学教育学部紀要. 104, 2010, p.1-8}, pages = {1--8}, title = {近世期における「御所ことば」の記載について : 東京大学総合図書館蔵「往来物分類集成」からの報告}, year = {2010} }