@article{oai:hirosaki.repo.nii.ac.jp:00002480, author = {郡, 千寿子}, issue = {109}, journal = {弘前大学教育学部紀要}, month = {Mar}, note = {山形における近世江戸時代の書籍の流通状況について、往来物資料の出版地域を通して考察検討した。往来物は、寺子屋などで手習いのために使用された教科書の類の総称であるが、近世江戸時代には様々な種類のものが出版され、東北地方にもそれらの所蔵が確認されている。本稿では、特に山形県立博物館の教育資料館に所蔵されている文献資料を中心に出版地域別に分類整理した結果を提示した。特徴的な傾向をみるために、同じ山形県内の日本海地域にある酒田市立光丘文庫所蔵の往来物資料との比較を試み、その共通性と相違性についても言及した。山形県下においては、日本海沿岸部と内陸部における書籍の流通事情が相違しており、日本海域では関西文化の影響が大きく、内陸部では江戸文化の影響が大きかったらしいとの結果が得られた。出版地域に焦点を絞っての検討を通して、江戸時代の東北地方における、文化の流入や定着の傾向を考えようとしたものであり、今後の研究基盤になるものといえる。, 弘前大学教育学部紀要. 109, 2013, p.1-6}, pages = {1--6}, title = {山形における江戸時代の書籍流通について : 往来物資料の出版地域からの検討}, year = {2013} }