@article{oai:hirosaki.repo.nii.ac.jp:00002520, author = {飯野, 祐樹}, issue = {111}, journal = {弘前大学教育学部紀要}, month = {Mar}, note = {ニュージーランドは、1840年にイギリス王権と先住民族であるマオリ族との間で「ワイタンギ条約」が締結されて以降、二文化共存の国家体制を培ってきた。本研究では、ワイタンギ条約締結前から、コハンガレオが設立される1980年代までの教育・保育政策に焦点を当て歴史的視座から検討を試みた。これにより、1982年に誕生したコハンガレオは、文化(母語)や伝統の継承という課題を背景に設立されたことが示された。さらに、マオリ族側はコハンガレオを管轄する「マオリ部」と、その他の保育施設を所管する「教育部」との二元的制度の下で二文化主義が成立するものと考えていたことが明らかとなった。しかし、1989年にコハンガレオの補助面での管轄をマオリ部から教育部へ移管することをニュージーランド政府が決定したことで、ニュージーランドの保育分野は、「教育部」という同一所管の中で二文化主義の理解が求められるようになったことが示された。, 弘前大学教育学部紀要. 111, 2014, p.95-105}, pages = {95--105}, title = {ニュージーランドにおけるコハンガレオ (Kōhanga Reo)の設立過程に関する研究}, year = {2014} }