@article{oai:hirosaki.repo.nii.ac.jp:00002528, author = {平井, 吾門}, issue = {112}, journal = {弘前大学教育学部紀要}, month = {Oct}, note = {倭訓栞の成立過程を示す3本(自筆本・清逸本・整版本)には、それぞれ平均的な語釈より遥かに分量の多い項目がある。本稿では、それらを倭訓栞の「長大項目」と名付けて抽出し、どのような性格を持つものであるのか分析した。従来この長大項目に関する考察は行われてこなかったが、編者・谷川士清の意図を探るという点を考えれば無視することのできない問題である。  本調査ではまず、3本の平均的な語釈分量を算出することで長大項目を規定し、各本における長大項目の特徴を述べた。さらに、諸本間の比較を通じて倭訓栞の成立過程における編纂態度の変化について論じた。  その結果、倭訓栞は神道や上代文献に関する語彙集のような性格のものから、より一般的な語彙を追求する辞書へと編纂態度を変化させていき、最終的に「商品」として成形するにあたってさらにその度合いを明確にしていった、ということが明らかとなった。, 弘前大学教育学部紀要. 112, 2014, p.1-10}, pages = {1--10}, title = {倭訓栞の長大項目について}, year = {2014} }