@article{oai:hirosaki.repo.nii.ac.jp:00002613, author = {奈良, 理央 and 長尾, かおる and 増田, 貴人}, issue = {2}, journal = {弘前大学教育学部紀要}, month = {Oct}, note = {研究の目的:自閉症児の活動のスケジュールを表すカードの理解促進と活動の行動連鎖を促すために、施設職員へ実施したスーパービジョンとしての行動コンサルテーションの効果を検討した。 研究計画:ベースラインデザインと強化基準の変更デザインを用いた。場面:児童デイサービス事業所内で実施した。対象者:1名の自閉症児と、対象児が利用する児童デイサービス施設職員を対象にした。介入:対象児に対する直接的な行動観察と、施設職員からの聞き取り調査に基づいて、トークン・エコノミー法と段階的な強化基準の変更による支援を実施した。行動の指標:施設の玄関での荷物整理場面から活動場所までの移動の遂行率(以下、移動率と記述)及び、カード理解のための学習場面における正答率を測定した。結果:介入後、移動率と正答率が100%を維持した。結論:トークン・エコノミー法を用いた行動コンサルテーションによる支援では、対象児に対する認知面でのアセスメントが重要であり、特に対象児に当たっては、認知機能の向上が行動遂行や行動連鎖に関与することが示された。このことは、コンサルティがクライアントに行う直接支援の際の重要な調査要件であり、施設での支援場面では、対象児への生態学的アセスメントに基づいた合理的な支援プログラムの作成と実施が重要であることが示唆された。, 弘前大学教育学部紀要, 116-2, p.1-8, 2016}, pages = {1--8}, title = {行動連鎖に困難を示す自閉症児への行動コンサルテーションの効果 ―トークン・エコノミー法と強化基準変更によるカード理解の促進―}, volume = {116}, year = {2016} }