@article{oai:hirosaki.repo.nii.ac.jp:00003406, author = {兼子, 直 and 大谷, 浩一 and 平野, 敬之 and 近藤, 毅 and 福島, 裕 and 野村, 雪光 and 小川, 克弘}, journal = {精神薬療基金研究年報}, month = {Mar}, note = {抗てんかん薬(抗て薬)の奇形発現の機序を解明する目的で,正常妊婦73例(C群),服薬てんかん妊婦48例(E群)を対象に血清中葉酸濃度を測定した.妊娠全期間を通してE群の葉酸濃度はC群より低値であった.E群を奇形児出産の有無により奇形群(n=7)と正常群(n=41)に分け葉酸値を比較すると妊娠前期でのみ奇形群は正常群より有意に低い葉酸濃度を示したが,妊娠期間中は両群間に有意差はなかった.抗て薬総投与量(DS)は奇形群で正常群より高値であった.妊娠時期別に両群のDSを比較すると,妊娠一期では奇形群で高い傾向を有し,二期,三期では有意に奇形群で高値であった. DSは奇形群の妊娠一期および三期では葉酸濃度と負の相関を示した.これらの結果から,抗て薬により誘発された低葉酸濃度が抗て薬による奇形発現に何等かの関連を有することは否定出来ないものの,決定的要因ではないと考えられた., 精神薬療基金研究年報. 19, 1988, p.306-311}, pages = {306--311}, title = {抗てんかん薬による奇形発現の機序 第3報 : 母体血葉酸濃度の関与}, volume = {19}, year = {1988} }