@article{oai:hirosaki.repo.nii.ac.jp:00003526, author = {真里谷, 靖}, issue = {3}, journal = {弘前医学}, month = {Oct}, note = {頭頸部扁平上皮癌31症例において,生検あるいは外科的切除により得られた検体を用い,Flow cytometryによる核DNA量(Ploidy levelとDNA index)およびS期細胞数の割合(%SF)についての解析を行った。 そして,これらの指標とリンパ節転移との相関について検討を行った。 結果は以下の如くであった。 1)腫瘍細胞の核DNA量とリンパ節転移には明らかな相関は認められなかった。 2)%SFはリンパ節転移と有意の相関(p<0.01)をもっており,この相関は,臨床経過の長さあるいは腫瘍のheterogeneityの影響をあまり受けないと考えられるT1,2症例において顕著であった(p<0.005)。 3)病理組織学的悪性度評価(分化度)とリンパ節転移には統計学的に有意の相関は認められなかった。しかし,同じ分化度の症例においては%SFが高くなるほどリンパ節転移が多い傾向が認められた。 以上の結果より,Flow cytometric DNA analysisにより得られる%SFは,リンパ節転移傾向の指標として有用であり,病理組織学的評価を補う悪性度の指標となり得ると考えられた。, 弘前医学. 40(3), 1988, p.477-488}, pages = {477--488}, title = {Flow cytonptryを用いた腫瘍悪性度の評価 : 頭頸部扁平上皮癌における転移傾向予測}, volume = {40}, year = {1988} }