@article{oai:hirosaki.repo.nii.ac.jp:00003920, author = {早狩, 誠 and 清水, 武史 and 中川, 潤一 and 兵藤, 塁 and 上野, 桂代 and 下山, 律子}, issue = {1}, journal = {弘前医学}, month = {Oct}, note = {本稿では,angiotensin-converting enzyme(ACE)阻害剤の新たな機能, 1 )脂肪組織から血清中へのAGT 分泌抑 制, 2 )記憶保持, 3 )insulin 分解酵素の阻害について論じた。  Angiotensinogen(AGT)に関する我々の成果では,脂肪組織に複数の分子サイズAGT の存在を示したが,血液中に は高度にグリコシル化されたAGTが分泌していた。Captoprilおよびolmesartanは,ラットの血清中AGT レベルを低下 させた。  次に,angiotensin Ⅳ(Ang Ⅳ)受容体(AT4)であり,記憶保持に深く関与するAT4/insulin regulated aminopeptidase (IRAP)は,記憶保持に関連する脳の海馬で発現し, 記憶保持に関連するペプチド物質の代謝に係っている可能性が想定 された。筆者らは、中枢移行性ACE 阻害剤captopril が記憶保持を改善することをMorris 水迷路法により実証した。ラッ ト脳抽出物のペプチドプロファイリングでは,captopril 投与群に特異的に発現するシグナルを認めた。  ACE 阻害薬とinsulin を併用している患者では,低血糖を生じることが報告されていたが,この機序はキレート作用 を有するACE 阻害剤がinsulin-degrating enzyme(IDE)活性を阻害することが示唆された。, 弘前医学. 68, p.1-13. 2017}, pages = {1--13}, title = {アンジオテンシン変換酵素阻害剤:新たな展開}, volume = {68}, year = {2017} }