@article{oai:hirosaki.repo.nii.ac.jp:00005601, author = {武内, 裕明 and 井上, 裕美子 and 畑山, 朗詠 and 欧陽, 仁萍}, journal = {弘前大学教育学部紀要}, month = {Mar}, note = {本研究では,平井信義の「叱らぬ教育」論と本吉圓子の保育実践を対比的に扱い,自由保育的な実践と理論の関係を具体的に検討した。平井は,子どもの自主性の発達に必要な経験を保障するために「叱らぬ教育」を提唱した。「叱る」行為は子どもの望ましい行為を阻害し,劣等感を植えつけるため望ましくないと考えていた。一方で,本吉は,行動そのものを感情的に「叱る」のではなく,公平さを逸した思考や歪んだ判断が見えたとき機会を逃さず叱っている。すなわち,平井が子ども存在を性善説的に見て子どもの自己主張側面を保護するために叱らないのに対し,本吉は幼児期とはいえ人間らしさが理解できるようになる自己統制の確立が課題となる時期に,不正や不平等が存在する時期が現れた場合に「叱る」という方法を用いている。このことから,平井の「叱らぬ教育」と本吉の実践における「叱り」は理論的に矛盾するものではないと結論づけた。}, pages = {137--147}, title = {平井信義の「叱らぬ教育」論と本吉圓子の保育実践における「叱り」-自由保育的実践と理論の関係に関する考察-}, volume = {121}, year = {2019} }