@article{oai:hirosaki.repo.nii.ac.jp:00005943, author = {出, 佳奈子}, journal = {弘前大学教育学部紀要}, month = {Mar}, note = {中原淳一(1913-1983)が主催するヒマワリ社が1947年に創刊した少女雑誌『ひまわり』では、創刊から1952年12月の廃刊にいたるまでの六年間にわたり、ほぼ毎号、西洋の美術作品を紹介する記事が掲載された。それらはすべて美術批評家の大久保泰(1905-89)が手がけたものである。本稿は、近代のフランス絵画およびルネサンスから20世紀にいたるまでの西洋の画家によるデッサン(素描)を扱うそれらの記事に注目し、その内容の分析を試みるものである。結果、同時期の他社の少女雑誌における西洋美術紹介が、作品に描かれた少女や母親の姿を介して、明治期に遡る固定されたジェンダー観を強調するきらいがあったのに対して、『ひまわり』におけるそれは、よりよい絵画を描くための表現的工夫の方法を西洋の絵画鑑賞を通して説く、教育的配慮をともなうものであることが明らかとなった。}, pages = {107--119}, title = {終戦後の美術鑑賞教育と少女雑誌② - 1940年代後半~1950年代の『ひまわり』における絵画鑑賞と美術教育}, volume = {123}, year = {2020} }