@article{oai:hirosaki.repo.nii.ac.jp:00006064, author = {熊田, 憲 and 小杉, 雅俊}, journal = {地域未来創生センタージャーナル}, month = {Feb}, note = {本研究では、クラウドファンディングの持つ全国的な情報発信機能の重要性や、既存の地域金融機関との併存の可能性を確認した上で、「購入型」クラウドファンディングのスキーム体系化の観点から考察を行った。地方銀行に対するヒアリング調査では、現状のクラウドファンディングやそのスキームに対して中長期的な戦略には至っていないこと、及び資金調達手段としてだけではなく広告宣伝の媒体としての機能をクラウドファンディングが期待されていることが明らかになった。その上で、「購入型」クラウドファンディングは、支援者にとって「応援」や「支援」という側面がより重視され、ビジネス的価値よりも何らかの社会的課題を一度のプロジェクトで解決するといった、社会的価値が優先されることになることを指摘し、現状の「購入型」クラウドファンディングのスキームにおける新規事業支援には、さらなる事業拡大といった側面において限界があると位置づけた。さらに、中長期的な地域イノベーションの創出への貢献という視点からクラウドファンディングの現実的な効果と限界を検討し、地方銀行や地域企業が単独では持ち得ない、資金調達手段には内包し得ない機能をさらに活用する必要性を指摘するとともに、既存の地域金融機関と併存しうる何らかの体系化の議論に、地方銀行のコミットメントが必要であることを示した。}, pages = {5--13}, title = {クラウドファンディングの現実的な効果に関する検討:地方銀行へのヒアリング調査に基づく考察}, volume = {6}, year = {2020} }