@article{oai:hirosaki.repo.nii.ac.jp:00006293, author = {田中, 拓郎}, journal = {弘前大学大学院教育学研究科教職実践専攻(教職大学院)年報}, month = {Mar}, note = {国語科説明的文章学習において,(仮想の教師の役割をもつ)教科書の「学習の手引き」及び教科書会社発行の指導書が,読者(学習者)に習得することを期待する比較の姿を,筆者(テキスト)に内在する思考(比較)と読者(学習者)の思考(比較)の道筋を仮説的な視点として設定し,小学4年説明的文章「アップとルーズで伝える」で検討した。その結果,段落相互の関係など筆者(テキスト)の思考を考える習得段階の場合,対比・類比や選択,分類,分化という比較を期待していること,自己や他者との関わりといった読者(学習者)としての視点を重視した活用段階の場合,比較をもとに類推といった推論的思考へと導かれていくことがわかった。また国語科説明的文章学習において,筆者(テキスト)と読者(学習者)を媒介する教師(本稿では「学習の手引き」及び教科書会社の指導書の展開例をもとにした)の働きかけによって,筆者(テキスト)の思考が読者(学習者)の思考へと転移する可能性があることが改めて浮かび上がった。}, pages = {1--12}, title = {国語科説明的文章学習における「比較」の実相(2)─ 小学4年 「アップとルーズで伝える」をもとにして ─}, volume = {3}, year = {2021} }