@article{oai:hirosaki.repo.nii.ac.jp:00006443, author = {大瀬, 幸治}, journal = {クロスロード : 弘前大学教育学部研究紀要}, month = {Mar}, note = {本研究は,高等学校における新学習指導要領(2018年改訂)への移行に際し,これまでの「総合的な学習の時間」の成果と課題を踏まえ,青森県内の高等学校における探究的な学習の実施状況について調査を実施することにより,その実態を明らかにするとともに,「総合的な探究の時間」の推進に向けた経営的課題について考察することを試みるものである。  先行研究から得られた知見によれば,従来の「総合的な学習の時間」を推進するための経営的努力として,「校内の組織体制」「教員の意識」「外部機関との連携」「評価方法」を整備・工夫することが不可欠とされるが,「総合的な探究の時間」の導入・実施に際して,各学校により,具体的にどのような経営的努力がなされることが有効であるのか,検証を行った。  本研究では,青森県内の県立高等学校(36校)を対象としたアンケート調査を実施するとともに,「総合的な探究の時間」の目標の達成度を高く評価している高校の中から5 校を抽出し,担当教員へのインタビュー調査を追加的に実施した。その結果,特に,学習指導要領の改訂以前より探究的な学習の実施に力を入れている高校では,探究的な学習を計画・運営する専門組織を配置するといった校内の組織体制上の工夫に加え,専門組織が校内研修,指導マニュアルの作成,教材の提供,外部連携等で指導担当者を支援し,学校の全教員で協働的に指導に当たることのできる体制づくりが行われていることが明らかとなった。これらの経営的な条件整備をさらに工夫・改善していくことが,「総合的な探究の時間」の推進に寄与するものと考えられる。}, pages = {35--45}, title = {「総合的な探究の時間」の推進要因に関する一考察 ─青森県の高等学校におけるアンケート調査の結果から─}, volume = {25}, year = {2021} }