@article{oai:hirosaki.repo.nii.ac.jp:00006726, author = {櫛引, 素夫}, journal = {弘前大学大学院地域社会研究科年報}, month = {Mar}, note = {世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」と北海道新幹線に焦点を当て、両者を「観光の組織化」の一つの形ととらえて、地域に及んだ変化を検討した。その結果、縄文遺跡群の世界文化遺産登録運動が新幹線開業に影響を受けつつ、それぞれに地域に変化をもたらしている様子が確認できた。特に、遺跡群の中心的存在である三内丸山遺跡を起点に、各地の遺跡における住民のボランティアガイドの組織化などが進展している。各遺跡の整備は、所在する自治体の総合計画の重点項目と位置付けられ、地域デザインと地域構造の変容の要となっている。外ヶ浜町で特筆すべき活動が進んでおり、三内丸山遺跡は隣接する青森県立美術館との協働がどう進展するかが注目される。縄文遺跡群は広範囲に散在し、遺跡本体は地中にあることから、ICTを活用し、さらには北海道新幹線による広域的な連携の枠組みで、「学ぶ観光」をどう展開していくかが今後の焦点となろう。}, pages = {87--105}, title = {世界遺産登録と新幹線は地域をどう変えるのか ─ 北海道・北東北エリアの観光に注目して ─}, volume = {18}, year = {2022} }