@article{oai:hirosaki.repo.nii.ac.jp:00006778, author = {吉原, 寛}, journal = {クロスロード : 弘前大学教育学部研究紀要}, month = {Mar}, note = {本研究は,SNSにおけるいじめの未然防止プログラムを開発するために,社会的情報処理モデルを適用してプログラムを作成,実践し,その結果を検証して基礎的な知見を得ることを目的とした。調査協力者は,中学 1 ~ 3 年生489名であった。プログラムは,1)対面におけるコミュニケーションの大切さ,2)コミュニケーションの種類, 3)SNSにおけるコミュニケーションの特徴,4)SNSにおけるコミュニケーショントラブルの構造,5)再考(Rethink),6)認知の再構成を用いた適切な考え方への転換,で構成された60分のプログラムであった。また,調査項目は,コントロール可能性,不機嫌怒りのストレス反応,友人ストレッサーの嫌悪度,SNSにおけるコミュニケーショントラブル対処の自信度であり,実施前,実施後,follow時において調査を行った。調査データを実施前の得点で高群と低群に分けて,群と時期による 2 要因分散分析を行った結果,コントロール可能性では,高群において,実施後がfollow時より有意に高く,低群において,実施前が実施後,follow時より有意に低かった。不機嫌怒りのストレス反応では,高群において,実施前が実施後,follow時より有意に高かった。友人ストレッサーの嫌悪度では,高群において,実施前が実施後,follow時より有意に高く,低群において,実施前が実施後,follow時より有意に低かった。SNSにおけるコミュニケーショントラブル対処の自信度では,高群,低群とも,実施後,follow時,実施前の順に有意に得点が高かった。結果より本プログラムは,SNSにおけるいじめの未然防止において,有効なプログラムになる可能性が示唆された。}, pages = {45--52}, title = {SNS におけるいじめの未然防止プログラムの基礎的検討 ─ 社会的情報処理モデルの「解釈」の Step に焦点を当てて ─}, volume = {26}, year = {2022} }