@article{oai:hirosaki.repo.nii.ac.jp:00006790, author = {郡, 千寿子}, journal = {弘前大学教育学部紀要}, month = {Mar}, note = {米子市立図書館に所蔵されている近世期版本の往来物資料について、調査した概要を報告した。和本のみの目録はなく、『田村文庫図書目録』『須山文庫図書目録』 『鶴田文庫 寄贈目録』『佐藤文庫 図書目録』「中津尾文庫 資料一覧表(整理中)」により調査し、調査対象に該当すると思われる近世期の往来物資料を選別した。加えて文献調査を実施し、考察検討のうえ分類整理した。総数では、16本の近世期版本の往来物資料が確認された。目的別の分類では、教訓科往来が3本、社会科往来が1本、語彙科往来が3本、消息科往来が1本、地理科往来は所蔵がなく、歴史科往来が1本、産業科往来は所蔵がなく、理数科往来が2本、女子用往来が5本という結果であった。出版地域別では、江戸が4本、京都が3本、大坂が1本、不明が8本という結果であった。  山陰地域の往来物資料は『往来物解題辞典』にも記載が少なく、調査の空白地帯であったが、本稿において、米子における近世期版本の往来物資料の所在を確認できた。資料の一部については、書誌調査結果に加えて画像でも紹介した。今後、他地域との偏在状況や格差についても検討可能となり、基盤となる貴重な調査報告であるといえよう。}, pages = {1--7}, title = {米子市立図書館所蔵の往来物資料について ―目的別と出版地域別の分類整理―}, volume = {127}, year = {2022} }