@article{oai:hirosaki.repo.nii.ac.jp:00006794, author = {篠塚, 明彦}, journal = {弘前大学教育学部紀要}, month = {Mar}, note = {2022年度から、高等学校で新科目「歴史総合」が実施される。歴史総合は日本史と世界史とを融合し、近現代の歴史を取り扱う科目である。この歴史総合では、地域からの視点が十分に位置づけられずに政権所在地中心の日本史と世界史との融合になってしまう可能性もみられる。そこで、地域史研究の成果に依拠しつつ、北東北の一地域である弘前から、東北や日本のあり方を考察する授業の構想を検討する。その際、東日本大震災以降顕在化した東北地域の諸問題が、単に巨大地震と大津波による被害がもたらしたものではなく、近代以降の歴史のなかで「天災と人災の十字砲火」によってもたらされたものであるという課題意識のもと授業構想を進めていく。具体的には歴史総合の大項目「近代化と私たち」において「東北にとっての近代化とは何か」という主題を設定し、弘前における独自の近代化のあり方に焦点を定め、史資料をもとに考察を深め探究していく授業構想を提起する。}, pages = {47--56}, title = {弘前からみる東北の近代化 ―歴史総合における教材化の試み―}, volume = {127}, year = {2022} }