@article{oai:hirosaki.repo.nii.ac.jp:00007025, author = {郡, 千寿子}, journal = {弘前大学教育学部紀要}, month = {Oct}, note = {島根県立図書館には、貝原益軒著作の近世期版本資料が18本所蔵されていることが判明した。それらの文献資料を紹介するとともに一部資料の書誌調査結果について報告する。貝原益軒は、往来物資料の価値や位置づけを考える上だけでなく、近世期の教育実態や地域環境について考える上でも重要な存在である。該当資料のうち、『童子訓』と『女大学・女今川』は、往来物に分類できる資料であり、目的別では、教訓科往来と女子用往来に分類でき、出版地域は大坂と江戸であった。それらに加え、『続和漢名数大全』『和州巡覧記』『大和俗訓』について、書誌文献調査結果について報告するとともに画像でも紹介した。  往来物の分布を通して、地域の教育的背景の格差や文化伝播状況などを解明することを目的としているが、山陰地方の島根県立図書館において、貝原益軒著作の文献資料が多数確認できたことはひとつの特徴ともいえるであろう。他地域の状況と比較する上での参考となり得ると思われ、今後の基盤となる調査報告である。}, pages = {1--6}, title = {島根県立図書館所蔵の貝原益軒著作資料について}, volume = {128}, year = {2022} }