@article{oai:hirosaki.repo.nii.ac.jp:00007090, author = {牧野, 之乃}, journal = {弘前大学教育学部附属教育実践総合センター研究員紀要}, month = {Mar}, note = {児童は仲良しの友達とおしゃべりをするのが好きである。しかし、伝えたいことや自分の考えを友達みんなの前で堂々と発表したり、筋道の通った文章で表現したりすることはなかなか難しいようである。また人前で話すことを好まない児童も多い。 そこで、朝の会の時間を活用し、毎日4~5名程度が自分の考えや思い、身の回りの出来事などを短作文にまとめ、それを見て話してもよいというスタイルで1分間スピーチをする時間を設けた。まずは、人前に立って話す体験を増やし、場を学習させたいと思ったからである。 では、これらの実践を行うことにより、担当学級の児童は 「話すこと」についてどう思うのだろうか。 1分間スピーチを行う前後の意識の変容について、アンケート調査による児童の自己評価を基に分析した。 その結果、ほとんどの児童が「話すこと」が好きになったと答えた。自分の伝えたいことをクラスの友達に共感的に受け止めてもらったことにより、「話すこと」への不安感が軽減され、 心理面での安心につながった。そして、1分間スピーチは児童が意欲的に取り組む学習方法として継続したと思われる。また、このことにより、児童の中で言語に対する意識が芽生え、聞いてくれる友達のために伝えたい題材を工夫したり、相手意識・目的意識をもって生活したり、表現したりする国語力ヘもつながっていたことが分かった。}, pages = {17--28}, title = {「話すこと(・聞くこと)」の力を育てる研究 ―「書くこと」をベースとした朝の1分間スピーチを通して一}, volume = {2}, year = {2004} }